今日、知人からいただきました。
全長約8cm。シートに1993 UK USA YCT? 中国製だそうです。
弾みグルマが内蔵の三輪車で、これが良く走ります。
この手の「ベスパ風」な安そうなヤツが好きです。

今日、知人からいただきました。
全長約8cm。シートに1993 UK USA YCT? 中国製だそうです。
弾みグルマが内蔵の三輪車で、これが良く走ります。
この手の「ベスパ風」な安そうなヤツが好きです。

名札を見ると1996年になってます。これ、不思議な流通でベビー服のチェーン店等に突然
に大量に出回りましたが、地域がバラバラでした。確か、コチラは岡山の知人に送っていた
だいたと思います。関東ではTシャツが出回ったりして、当時にコレクター同士で情報交換
して入手してました。


表はこんな風です。なにしろ幼児用ですのでサイズが小さく、壁に飾るには最適でした。

5月4日はオードリーヘップバーンの誕生日です。2000年のこの頃4/25-5/7、
日本橋三越で「オードリー・ヘプバーン:私のスタイル」展が開催されました。
こちらは会場で売ってた冊子です。

この時、「ローマの休日」のフェンダーライトが展示されました。
感じとしては、数年前に走らせようと一通りの整備をした感じでした。
他には映画ローマンホリデーの台本が展示されてました。E-13で広場を二人乗りの
スクーターが走り去るのを、アン王女が見つめるってシーンです。
スモール系の前輪ブレーキをもう少し強力に出来ないか?ってのはしばしばに皆さんで
話題にしてました。

右側は150mmシュー用のドラムです。
スモール前輪のブレーキサイズは直径125mmで幅17mm(15mmって表記も有る)です。
ピボット側シャフトと作動カムの位置はラリー/スプリントのシューと同じです。こちらでし
たら直径150mm幅25mmですので外径も幅も大幅に稼ぎ出せます。
そこで、シュー(カム側の加工が必要です)に対応したドラムを松崎さんに作っていただ
きました。これ、3種類ほど有って、初期は鉄材からの削り出し、次に軽量化を目指して
最終型では接触面のみ鉄材でアルミ鋳造まで行きました。
結果から言えばスプリント/ラリー並まではそのままでは無理で、他にレバー比の変更
も必要でした。この部分の交換だけですと「少しは違うけれども…」…と微妙な状況(笑)。
ただ、「振動する」「シューの加工が無理」「音が出る」等々理由で返品とかも有り、以降
は作らなくなりました。シュー側の加工をして出した"変換キット"も出てました。
他にSTD初期/スーパーの後輪に使われてる127mmタイプ+BAJAJの後輪ドラムを加
工流用のアダプターも有ったハズなんですけど、現在に見つかりませんでした。
左側はMTB用のメカニカルディスクブレーキキャリパーを使った前輪ブレーキです。
例えばドラムでも油圧を使えれば、もっと効くハズですが、マスターの装着やメンテ、そ
れに「安く」となりますと、出来ればワイヤー操作で…と話が進んでた頃の一つです。こ
ちらも、本体側への加工は最小限を狙ってます。まずはこの小さなキャリパーで十分に
効くか?って実験ではPX後期の前輪程度は効きました。ただ、ミニサーキットで調子に
乗って走り回ってますと、フェードまでの時間は長くは無く、もう少々大容量のメカニカル
キャリパーを探すってトコで止まってしまいました。
「効く」と言ってもレバー側のワイヤー末端太鼓が差し込まれる穴が変形するほどの使い
方ですので、今でしたらPK・XL用フォークにインド製の足回りを組み合わせた方が安く出
来ると思います。


最初は金額も高いので、「よほどに好きな人かショップさんしか買わないだろ」と数が売れるなんて
皆さん思ってませんでした。実際、「あんなモノ、普通にポンチで叩けばいいんじゃないか」って批判
的な事も言われてました。
ところが意外に売れまして、量産&コストダウンを目指して、規格のボルトを加工すれば工数の節約
が出来るって松崎さんのアイデアで試作したのが左です。もし、お手持ちの「奥村式」がボルトを加工
して作られてれば、それも松崎さん製です。
ただ、最初期の「奥村式」がどちらで作られたかは知りません。奥村さんも金属加工関係のお仕事で
したので、そうした外注先だと思います。奥村さんにも松崎さんにも、聞きそびれてしまいました。
あと、2回ぐらい続きます。

右側はおなじみ、スモール系で存在を忘れてホイールを装着するとボコっと変形してしまうヤツです。
ドラムの固定ですね。これ、70542って番号なんですけど、ナゼかパーツリストでは図に載ってるん
ですが、部品番号が分からないで海外の専門店に注文できずに松崎さんに作っていただきました。
こちらもお使いになってる方は多いと思います。
左側の真鍮製部品、これはメーターの下側、ケーブル取り付け部のアダプターを作っていただきました。
海外ではV5系は速度メーターがオプションってトコも多く安い社外のメーターが沢山出回ってました。
国内にも"ちょっと違うメーター"とかで一時に出回りました。この社外メーターは汎用品なのでケーブ
ルの取り付け部分が10mm径、ところが純正で使われてるメーターは11mm径でした。社外メーターの
中にはケーブルが付属したのも有りましたが、付属して無いのも有りました。
別に10mm径用のケーブルを購入すればイイんですけど、11mm径用(つまり普通のケーブル)のネジ
部分を組み替えて10mm径に適応するアダプターを作っていただきました。

国内の規格で入手出来ない特殊なサイズのベアリングの場合はスペーサーを作ってい
ただきました。
左は12-37-17ってサイズが必要で6301の12-37-12に横幅を+5mmとして合わせてしまえ
って作戦です。右は12-42-13で6302の15-42-13の内径に押し込んで15mmを12mmにしま
した。
昼間は普通にお仕事をされてますので、会社には他の人もいらっしゃいます。夕方6時
過ぎ、「そろそろお仕事終わったかな?」って時間に簡単にスケッチを描いてFAXで送って
…、電話しますと時々に"社長"さんが出られまして「あ、あの…松崎さん、お電話口まで…」
とやや冷や汗モードだったりしました。

