2020/04/21 時期の予想

2月から4月、新規感染や亡くなる方の数字は増す一方
でした。ただ、その伸び率は3月中旬の爆発的な増加に
比較すれば落ち着いてきました。
感染者数の増加がほぼゼロになる予想日は地域によって
異なります。被害の大きな北部のロンバルディア州では
6月下旬、中部のトスカーナは5月下旬、被害のほとん
ど無い地域は4月下旬との予想です。
トスカーナでは無料でのマスクの配布が始まりました。
薬局とスーパーマーケットで納税者番号等を提示すれば
受け取れます。全体的な毎日の枚数に制限は有りますが、
これで高額なマスクを購入しないで済むハズです。マス
クは今後一ヶ月間、配布されます。
外出制限、また外出時の書類(行き先や目的が書かれた書
類を持つ義務が有ります)等は街角の検問で昼夜に渡り確
認が行われます。書類内容の不備や虚偽も積極的に摘発の
対象となってます。
今週、前半は天気が不安定です。食料配送等に影響が無い
と良いのですが。

2020/04/20 VespaはPiaggio社の商標です

このブログ、Besupagasukiってなってます。単純に「ベスパが
好き」ですけど、本当はVespaでPiaggioって会社の登録商標で
す。なので、面倒回避の為にBesupaって書いてみました。
「Vespaって?」って聞かれた時に定型書式的なお答えの一つが
「映画-ローマの休日-に出て来る乗り物です」。来週の月曜日、
4月27日は日本で「ローマの休日」が公開された日(1954年)とし
て熱心な方々には記念日で各種の催しが開催される事も有ります。
最近はいろいろな資料が見つかって、もっと早い公開日も幾つか
有ります。
今週はもう一つ、4月23日が「ベスパの誕生日」と言われてる日
になります。1946年4月23日に商品としてのヴェスパが公式書類
に登場します。こちらも「実際にお披露目された日」とか他にも
幾つか有るんですけど。数年前に登場した新型にも名前を946と
したモデル(初代モデルが1946年)が有ります。最初46としたんで
すが、排気量46cc?と誤解される事から946になりました。
イタリア、学校が長期のお休みになってます。パソコンで遠隔学
習はされてますが、小学(6-11歳)、中学(11-14)のご家庭全部にパ
ソコンが有るワケでは無いので、現在にタブレット等を配布の計
画が進められてます。すでにパソコンの有る場合は金券でプリン
ター等が購入可能です。
地域によって被害や状況が大きく異なります。移動規制の解除時
期について全国一律は難しいと思うんですが、経済的に追い詰め
られてる状況では一日も早い規制解除、一方でまだまだ拡散の可
能性が有りますので、規制解除に反対する…議論が続いてます。

2020/04/19 再開に向けて

新しく見つかる感染者数、亡くなる方は減少し、退院
する方が多くなって来ました。
生産設備を持つ工場再開について書類上の審査が始ま
りました。多くの大規模工場は材料や部品を納品する
さらに多くの中小工場の再開が必要です。同時に多く
の雇用が維持されます。
公共交通機関の利用には使い捨ての手袋やマスクの使
用、出来れば自転車等の利用が望ましいです。複数で
1台のクルマに乗る場合は全員がマスクの着用推奨。
工場やお店、事務所では1.8mの間隔、それが無理な場
合は簡易の壁の作成設置、それも難しい場合は高性能
なマスクの着用が求められます。
入場時はサーマルカメラでの体温確認、手の触れる場
所の洗浄/消毒は時間等の記録も必要になります。職場
全体の換気も設備の清掃や消毒を含めて厳密に行う事
が求められます。
不特定の方が入るお店の場合は過密を避ける為の入場規
制、支払い時にレジ等を操作するスタッフとの間には壁、
お買い物は各家庭で1人のみが可能で、手袋+マスクの着
用が義務になります。
イタリアに多い屋外の市場でも1.8m以上の間隔を空ける
事は義務となります。
専門の医療や管理知識を持ったチームが各種の機材を持
って高齢者向け施設を巡回も始まりました。
結婚式が有ったそうです。署名用のペンは共用での感染
を避ける為にそれぞれ別に用意され、誓いのキスは無し。
皆さんが揃っての写真も無し。参加者全員はマスク着用。
大きな被害があった北部の街、クレモナで活躍するバイ
オリン奏者のレナ ヨコヤマ(横山令奈)さんがクレモナ
総合病院の屋上で演奏されてます。

2020/04/18 配達と郵便局の再開

外出制限、また外出が出来ない家庭向けに品物を配達して
渡す仕組みが一覧の表になってます。
まずは食べ物、午前に電話やメールで注文、夕方に配達(
午後に長めのお昼休みが有ります。最近は特に北部のスー
パー等は普通に営業してますけど)。ワインや水や食用油
等重量物、パンなんかも配達を利用する家庭は多いです。
日本風に言えばお弁当の配達も有りますが、比較的に高価
なので利用出来る家庭は限られます。
文房具や本、ペット向けの用品等も配達されます。また、
パソコンは外との繋がりを得る大切な通信手段の一つです。
専門家に電話で相談して技術的な助言を受ける事も可能で
す。
ベスパって二輪車を作ってるピアッジオ社はポンテデラ市
の最大の会社ですが、COVID-19問題の鎮静化後、再開につ
いて組合側との話し合いが持たれました。北部に比較すれ
ば中部に有るポンテデラ市は一週間、移動制限が遅れまし
た。この時に工場の洗浄や消毒、入場時の体温確認、使い
捨てのマスクや手袋等の装備等がされましたが、再開前に
はさらに入念な洗浄等がされます。ただ、残念ながら、そ
の時期がイツになるかが誰にも分かりません。
小さな地方都市ですので隣の街への移動に使える道は限ら
れてます。そうした道には検問が設定されてます。が、畑
の中の小道等までは検問は有りません。こちらの監視はド
ローンが活躍してます。
来週、月曜日(20日)から各町の小さな郵便局が再開します。
順番に再開となりますが、9割程度が再開予定です。

2020/04/17 第2波?

毎日の地方版ニュースで多いのは亡くなった方の年齢
と場所、時々に亡くなるまでの数日の様子が短い文に
なります。
男性と女性で重症化に差が出てます。喫煙等も理由の
一つとされてます。
ここ数日に増加する新規の感染者数から、すでに第二
波が来てるのではないか?との記事も有ります。地域
で感染の広がりに数日の差が有りますので、後に詳細
に検討しませんと判断は難しいです。
イタリアの地方暮らしでは趣味で自宅から離れた場所
に家庭菜園+別荘を持つ方は多いです。来月1日から
一部の規制解除で簡単な作業が可能になります。ただ、
曜日や地域、さらに1区画での作業人数等は細かく制
限され、宿泊等は出来ません。
農家の作業に遅れが出てます。こちらもボランティア
によるお手伝いを組み合わせる方法が検討されてます。
マスクを装着しないで屋外に出る事は禁止されてます。
残念ながら未装着で外出する方、装着を求めても応じ
ない方もいらっしゃいます。警察に通報されます。
屋外公共施設の洗浄が主に夜間に行われてます。こう
した作業の一つ一つの積み重ねでCOVID-19の感染拡
大を防ごうとしてます。

2020/04/16 16日から屋外緑地帯作業の一部が解除

今週から制限解除される公共緑地帯の管理ですが、
場所等は細かく規制され分散される様に曜日や地
域ごとに制限が有ります。さらに区画ごとに1人か
2人しか入れません。
また移動制限は継続されますので、自分の土地等
でも勝手に移動して屋外での作業等をする事は出
来ません。こちらの制限解除は5月以降になる見
込みです。
イタリアではお馴染みの風景ですが、道端に開か
れる野菜や果物のストリートマーケット再開につ
いては検討されてます。
公設の大きな市場、スーパー等はすでにマスクや
使い捨ての手袋、さらに密着を避ける為の入場規
制で営業は継続されてます。移動式のストリート
マーケットはご近所での買い物では便利ですが、
再開については議論が続いてます。
—–2020/04/17
公共緑地帯って書きましたが、私有地を公園化し
て共同で管理してる場合等…細かく分かれるそう
です。ちょっと大雑把過ぎたので追記しときます。

2020/04/15 春の雑草は一気に伸びます

規制の一部解除で屋外、道路添いの緑地帯等が
管理可能になりました。春ですので一気に雑草
が伸びますが、こちらが騒々しく刈り込まれま
す。同時に薬品を使った消毒の作業も行われま
す。
現在にイタリアでもマスクは入手が難しく、さ
らに通販等が停止してますので価格も高騰して
て、1枚がEuro10(1200円以上)もします。それ
でも入手できれば幸運です。
企業再開の条件はいろいろ有りますが、再開を
希望する企業主はマスク等の安全装備を用意す
る必要があります。また作業をする周囲の遮蔽、
各種の表示も必要でこの経費は大きな負担にな
ります。

2020/04/14 お店や屋外作業規制の一部解除

今日14日から書籍、文具、そして幼児や子供向けの衣料
品店が再開されます。また工場等は制限は多いのですが
一部の管理等に限って立ち入りが認められます。
*和訳に自信が無いので間違ってたらゴメンナサイです。
再開が可能なお仕事は
森林作業
コンピューター関係
屋外諸施設等の管理
水道等の管理
梱包用ダンボール等の製造
一般の会社は引き続きで基本的にお休みです。が、在庫
分に限っての出荷、工場の維持管理、また事務作業(給
料の支払い等)、清掃等は制限を受けません。
接触防止の為に半径3.5m(40m^2)に一人です。
1日2回の消毒、換気、キーボード等手が触れる部分の
消毒、必要に応じてマスクの着用、食べ物や飲み物を
扱う際には使い捨ての手袋が必要です。
広さが40m^2以下の部屋ではスタッフ2人とお客さん
1人のみが時間を区切って入れます。それ以上の面積
が有る場合は、入り口から出口までのお客さんの移動
する通路が明確に指示される必要があります。
外で順番を待つ人は距離を空けて待つ必要が有ります。

2020/04/13 ミラノのDUOMOで

ミラノのDUOMOでアンドレア・ボチェッリ氏のライブ
が行われました。今朝はこちらを聞きながらで書いて
ます(似合わないのはよーーく判ってます>内輪)。

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映像も美しいのですが、映し出されるミラノの街には
人がいません。普段でしたら観光の皆さんで賑わう有
名なトコばかりです。
感染者数の増加、PISAの数字だけを見れば3月下旬に
ピークで4月上旬にはほぼ半分になってました。残念
ながら4月9-11日は再びに高い増加率となってしまし
ました。
効果が期待される新薬の記事も有ります。が、まだ実
験途中で、映画やテレビドラマの様な短期のお話では
有りません。
イタリア全体では3月中旬からほぼ横ばいです。
こちらの下の方に出てます。
https://www.citypopulation.de/en/italy/covid/
移動制限で12日はほとんどの商店はお休みが義務とな
ってましたが、うっかり?で開けてしまった海外送金
両替のお店は即時の閉店+5日間の閉店だそうです。
長期の移動制限で家庭内暴力も頻発、公的な対応セン
ターに電話相談が集中してます。

2020/04/12 復活祭の贈り物

この週末は復活祭です。が、街は薬局と一部の新聞スタンドを
除いて全てのお店がお休みになります。また、移動制限の為に
街中から郊外まで多数の検問が設定されます。
食べ物や生活に必要なモノを入手する為にスーパーマーケット
へ買い物に行く事は出来ます。問題が有ってスーパーに常に目
的とするモノの在庫が有るワケでは無く、入荷が午前になった
り午後になったりします。この為に一部の人は複数回、スーパ
ーに出かけてしまいます。
現在、接触を減らす為に買い物は週に2回程度に減らす案が検
討されてます。スマホを使った予約制や名前のアルファベット
での入場制限等が検討されてます。
昨年、フランスでの市民の抗議活動で象徴としてイエロージャ
ケットが登場しました。これは車両が道路上で故障した際に車
外に出る時に着用するベストで、日本で言えば三角表示板や発
煙筒と同様に車に用意されてます。同じくイタリアですとオレ
ンジか蛍光イエローのベストになります。現在に多くのボラン
ティアは目印として、このベストを着用して屋内屋外で活動し
てます。
活動中の医療、救急の皆さんに復活祭の贈り物が届いたって記
事が多く有ります。防護服の重装備にカワイイ贈り物のパッケ
ージはあまり似合ってる感じでは無いです。早く、事態が改善
して防護服が必要無くなるとイイんですけど。