
部品の処分?


右手で捻ると動くのは#6のスロットルスライドになります。図で
は「半開き」ですが、アイドリング状態の時には水色の様にほぼ
閉じた状態になります。
青の線は空気の流れです。スライドがほぼ閉じた状態ですと
流れる空気の量も少なくなります。この時に補助的に空気とガ
ソリンの混合気を流す別の回路を「スロー系」とかって呼びます。
画像でこの「スロー系」を細い線(青は空気、赤はガソリン)で
書き加えてみました。
このスロー系の最後の出口で混合気の量を調整してるネジ#14
が後ろのネジです。
調整の方法は流派がいろいろです。代表的なのは#6側を一杯
に閉め込んだとこから1.5回転戻します。この状態で安定してア
イドリングする様にキャブ上側のネジでスロットルスライドを調整
します。
アイドリングからスロットルを1/3程度開いて空吹かしをします。
スムーズに回転が上昇すればOKですが、ややモゴモゴって感じ
があれば、後ろのネジを1/2回転程度に右か左に回してみて下
さい。さらに前後1/2回転ぐらいも試してみて「雰囲気」で決めて
下さい。
試しに1速でスロットルワークをユックリで発進。後ろのネジを1/2
回転程度で右/左と試してみると「なんとなく繋がりがイイ」ってな
感じがあれば、ソコで正解です。「大して変わらない」って時には
1.5回転から2回転戻し程度にしといて下さい。
ガソリンが漏れるのは…程度にもよるんですが、オーバーフロー
かなと思います。#2のフロートで動かす左側、黄丸部分の汚れか
部品の劣化が可能性としてある思います。掃除か交換で治ると
思います。
上で「スロー系」なんで大層な事を書いてますけど、エアクリーナ
ー外して上から覗いて見てますとアイドリングでも盛大に#8(こっ
ちがメイン系)からもガソリンの粒がぶっ飛んでますので、そこら
はけっこー「大雑把」な感じで動いてる気がします。

1:標準装着のタイプ
真っ黒で地味なヤツです。メーカーが幾つかありますが
イタリア製のはほとんど同じトコで作られてます。他に台
湾製も国内で出まわってますが、ここらは好みかなと思
います。
2:スポーツ?タイプ
赤とか白でバネが固くなってます。タイヤグリップにまか
せてコーナリングする方でしたらいいかもしれませんが、
路面の段差越えとかで車体が跳ねる事は多いです。
3:車高調整式
三段階ほどでバネの下に調整がついてます。ライダーが
乗った状態での車高を調整してフロントフォークの傾きを
調整、ハンドルの切れを好みに変化させます。
4:高いやつ
ダンパー部分に窒素ガス封入とかで外観も派手になって
ます。ダンパー何段階調整式とかなってますがだいたい
真ん中で上と下、その中間の3段階ぐらいしか使いませ
ん。硬い柔らかいならバネが交換できた方がいいんです
けど。
お勧めは標準のヤツ、この時にエンジン前側のボルトを抜
いて(エンジンが外れてしまうので、ご注意下さい)、こちら
を掃除してグリスを塗ってあげて下さい。
あと、後ろの取付けボルトの直径が9mmのと10mmのが出
回ってますので、購入前に確認されて下さい。
他にシリンダーのスタッドボルトやカバーの大きさ、マフラーなん
かが異なりますので、この変更は駆動系の減速比とか含めてか
なり大掛かりな改造になります。
点火プラグから辿った方が分かりやすいと思います。まずは点火プラ
グの上側に被さるプラグキャップが金属製の新車時のままでしたら、
最近に汎用部品で売ってるプラ製で接点部分を確実に覆う防水性の
良さそうなのに交換をお勧めします。
プラグキャップからエンジン後方に付いてる高圧コイルまでの配線(
ここは数千ボルトの高圧なんで専用のちょっと太いのになります)も
古くなると、さらに濡れると電気が逃げてしまうので交換をお勧めしま
す。ただ高圧コイルからプラグまでの配線が外れるのと外れないのが
あります。外れるヤツ(外れないのも劣化で隙間から)ですと、この接
続部分もカバーが付いてればいいんですが、裸ですとモロに水を被る
ので電気の逃げの原因になります。
外れるヤツでしたら、一回外して端子の腐食等を確認(コイル自身の
劣化も多いです)、高圧コードを確実にねじ込んで防水のカバーを装
着して下さい。防水の意味でここに接着剤等を使う方もいますが、そ
こまでやらないでもカバー+テープ等で対策できると思います。
高圧コイルそのものの劣化で雨で止まるって事もあります。
高圧系を防水しても発電側(エンジン側面でグルグル回ってる中)で
水たまり等では浸水って可能性もありますが、これはほぼ水没に近
い状況だと思います。ただフライホイールのゴムは装着しといて下さ
い。
回答日時:2012/9/11 21:56:28

クラッチ側は8mm側もレンチが入るので締めるのは楽なんですけど、位置がなかなか
「ここらかな」が難しいです。安い末端金具はビスが直接でワイヤーを押すので、
ワイヤーが潰れてしまい、一回締めると緩めても動かすのちょっと大変ですけど。
7mmのボルト側を短くしてスペーサーを入れるのも手です。
シフト側は「インナーワイヤープライヤー」の出番になります。数種ありますけど直接
でワイヤーを引っ張ると狭いトコに工具が入らない…となります。10mmほどのパイ
プ等を金具から出たワイヤーに通して「張り」が出る様にして7mmを締めてます。
「フェンダーライトモデル」は40年代後期から50年代中期の車体
になります。東南アジアから60年代のモデルにライトやハンドル
部分を装着して「フェンダーライト風」とかって売ってる方もいらっ
しゃいますが、かなり「無理やり」な感じがします。
普通にLMLで乗られる事をお勧めします。