ヘインズの赤本とSIキャブ

知恵袋で「スロー側調整の標準戻し量」って話題があり、マニュアル見てて
気がついたんですけど…、ヘインズの赤本でSIキャブのスロージェットの部
分が気になりました。
 
例えばPX200ですとSlow running jetで2つの数字が2段であります。
Without idle air hole 55/100
With idle air hole 160/100
 
で、メーカーのマニュアルでPX200を見ると55/100の下に小さくwith hole for
idle airで160/100と書かれてます。つまりこちらは55番+160番の組み合わせ
になってるよって意味です。
 
混乱の元はここだと思います。2枚の図、上はP125のマニュアルから、下の図
はPXのマニュアルから引用しました。赤丸部分がスロー系になります。
 
 
 
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
 
初期SIキャブのスロージェットは燃料用の小さな穴1個だけで空気の取り入れ
は別に有りました。途中からこの回路は一つのジェットに燃料用と空気用の2
つの穴で構成されます。
 
現在に使われてるSIキャブは下側のモデルになります。スローランニングジェット
はデロルトの番号では9892-02で、この部品には2つの数字、上の例では55-160
(#4)になります。