2サイクルオイルの歴史についてネットをウロウロ

先日、知恵袋で2サイクルオイルの歴史話が出たので面白い
の調べてみました。こーゆーの大好きなんです。
1866:アメリカ人のJHON ELLIS氏が精油し機械用オイルを作成(後のバルボリン)
1876:オットー先生チーム、ガソリンエンジン成功
1879:カールベンツ先生、2サイクルエンジン特許取得
1897:ボッシュ先生、マグネトー点火
1908:スコット氏 2サイクル2輪販売。分離給油だったそうです。
1908:FORD MODEL T 発売
1914-1918 第一次世界大戦
1930年代ですが欧州で2ストエンジン小型乗用車の全盛期
があります。DKW F5等で検索してください。YOUTUBEで2st
サウンドが聞けます。
当時に2st専用オイルで市販ってのは見つかりませんでした。
特許等にはしばしば2st潤滑等が登場しますので開発はされ
てたと様子です。”2サイクル混合に適したオイル”の銘柄指
定は有りました。
同時に開発されたのがガソリンスタンドの2st用給油機で
ガソリン販売の際に計量(これが機械の上方、ガラス容器
に入る)、さらにオイルを入れて撹拌して給油の仕組みで
す。
1939-1945 第二次世界大戦
ベスパ登場です。98の前にMP5って試作車、このエンジン
はSACHS 98(1931-)を流用してました。指定は33:1でESSO
LUBE(普通のエンジンオイル)だったそうです。
オーナーズマニュアルですと、最初に銘柄指定されるのは
1948(ROD)でESSO-LUBE#30。もっともこれはミッション
側も同じです。
ちなみに後輪サスはMOBILE UNIVIS 54、前輪サス支点部分
はESSO BEARING GREESE。
1953年の英国ダグラスではESSO LUBE #30の他に各社の2
スト専用オイルが指定されます。
https://www.scooterhelp.com/manuals/douglas.rod.manual/22.jpg
     
この2ST専用オイル、1950年頃に各社から一斉に登場しま
す。
こちらはESSO 2Tの動画です。

これは、石油大手各社がガソリン需要の増大に合わせて
ガソリンスタンドのご商売繁盛を目指します。オイル等
もブランド統一で各種が開発販売されました。
追加ネタ:上記をネットで調べてたら幾つか
1)初期ベスパのピストンが変な突起になってるワケ
フラットピストンがDKWの特許でSACHSは特許回避の為に
考えたそうです。
2)第3石油類、第4石油類
スタンドで見かける表記ですが、2サイクルオイルはほと
んどが第3石油類で4サイクルオイルは第4石油類だそう
です。違いは引火点で200度が境になります。
2stオイルは低回転用は100度前後、高回転用は200度弱。
4st用は200度を超えます。なので、今の4stオイルを「混
ぜて使う」はお勧めしません。